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胡蝶蘭ギフト

私の母は花が好きでした。決して広くはない庭で、いつも土いじりをして季節の花を育てていました。夢はもっと大きな庭で、一面を花で飾りたかったのだろうと思います。
そんな母が室内で大切にしていた花が胡蝶蘭です。母が胡蝶蘭を好きになったのは、もとは友達にいただいて育て始めたことが理由のようです。胡蝶蘭のその凛とした咲き誇った姿がなんとも潔く、まごうことなきほど堂々としていて、そんな姿を母は気に入ったのでしょう。その花の立派さにまったく引けをとらない、これまた立派な鉢に植え替え、母は大切に育てていました。母と暮らした実家には庭の小さな花々と同じくらい、部屋にどんとその存在感をアピールしていた胡蝶蘭がいつもありました。
そんな母が亡くなり、父一人では庭の花も胡蝶蘭も手を入れてやることができなく、母が最後に大切にしていた胡蝶蘭は母の友人が引き取ってくれました。本当は娘の私が引き取りたかったのですが、間借りしてすんでいる賃貸マンションの狭い部屋には、あまりに立派で不釣合いで引き取れませんでした。
母の思い出は胡蝶蘭といっしょにあります。主人もそれをわかってくれていて、マイホームを持ったら胡蝶蘭ギフトを飾りたいと思っています。
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